- しら
- I
しら(終助)〔「知らぬ」の転である「知らん」の略〕普通, 終助詞「か」とともに「かしら」の形で用いられる。→ かしらIIしら【白】※一※ (名)(1)他の語の上に付いて複合語をつくる。 (ア)白色であることを表す。
「~髪(シラガ)」「~壁(シラカベ)」「~雪(シラユキ)」(イ)色や味などをつけないことを表す。 「~焼き」(ウ)生地(キジ)のままであることを表す。 「~木」(エ)全くそのものであることを表す。 「~きちょうめん」(オ)うまくいつわる, とぼけていつわる意を表す。 「~ばくれる」
(2)まじめを装っている無頼の徒。「もし邪魔する奴は, ~どもよんで片付けさす/浄瑠璃・近頃河原達引」
※二※ (名・形動)作り飾らない・こと(さま)。 正直であること。 まじめ。「直化(スグバケ)に~な事をいふてよろこばす仕掛を工夫せらるべし/浮世草子・禁短気」
~を切・る〔「しら」は「知らぬ」の「しら」〕知っていて知らないふりをする。 しらばくれる。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.